今回は商標権に関してご説明します。
中国商品であっても、条件によっては
そのページで同じ商品を販売することが出来ません。
条件は色々あるのですが、その1つが
商標権が取得されている場合です。
商標権が取得されている商品を同じページで販売してしまうと(相乗り出品と言います)、
出品の削除、アカウントの停止・閉鎖、刑事問題への発展、
など、問題が発生してしまう可能性があります。
出品の削除ならまだ軽い方ですが、
その他の場合は大問題ですよね。
なので、商標権が取得されているかどうかは、
しっかり確認しましょう。
商標権の確認方法
商標権は、以下のサイトで検索します。
例として、以下の商品の商標を確認してみます。
Amazonの場合、商品名の上下にある青い文字と、
商品名の先頭に記載されているものが、ブランド名となります。
この場合、「R-port」で調べます。
特許情報プラットフォームの検索用ボックスに
「R-port」と入力して、検索をクリックします。
3件ヒットしました。
件数の部分をクリックすると、検索結果一覧になります。
ここで、青い文字の部分「出願/書換/登録番号」というところをクリックすると、
登録情報を見ることができます。
登録情報の中に、Amazonの商品と内容が一致するものがありました。
「R-port」という商標は、第25類の被服で取得されているので、
この商品は出品しない方がいいです。
このようにして、
商標が取得されているかどうか調べて下さい。
注意点
商標を検索する際、検索文字列の入力にルールがあります。
例えば、「スペースを含む場合はスペースを削除する」など。
このルール通りに入力しないと、
正しく検索できないので、注意して下さい。
入力ルールは、ヘルプに載ってますので
しっかりと確認して下さい。
また、以下のようなものにも注意して下さい。
これは、「プチドフランセ」で検索しても、
「Petit etc Francais」で検索しても、
検索にヒットしません。
(プチドフランセ)Petit etc Francais
で検索するとヒットします
※間のスペースは削除して下さい。
あとは、Amazonのブランド名が半角文字で登録されているにも関わらず、
半角文字で検索してもヒットせず、
全角文字で検索するとヒットする、
というものもあります。
ABC → × (ヒットせず)
ABC → ○ (ヒットする)
上記のようなものもありますので、
念入りにチェックしましょう。
また、商標が後付される場合もあります。
初めて出品する時は商標登録されていなかったのに、
数か月後に商標登録されていた、ということも多々あります。
1度チェックしたからと安心せず、
長期に渡って出品するものは、定期的にチェックしましょう。
知的財産権
商標権が取得されていなくても、
知的財産権で保護されているものもあります。
例えば、アニメ関連の商品やフィギュアです。
これらははじめから扱わないようにしましょう。
他に多くの人が扱っているから、などという理由では
絶対に扱わないで下さい。
他に利益が取れる商品はたくさんあります。
まとめ
商標の検索は面倒に感じるかもしれません。
特に、上記の「注意点」のセクションで書いたように
普通に検索していてはヒットしないようなものもあります。
ただ、ここをちゃんと確認しておかないと
後で大変なことになる可能性があるので、
手を抜かずにしっかりと確認しましょう。