こんにちは、久保です。

よく、「プラス思考で行きましょう」とか言いますが、果たしてそのプラス思考やポジティブシンキングで、物事はうまく行くのでしょうか?

 

 

 

 

 

私は個人的にはそうは思いません。

プラス思考だけでは限界があると思います。

 

よく聞く例えが、

 

コップに半分水が残っている。

これを

「もう半分しか水が残っていない」と考えるのではなく、

「まだ半分も水が残っている」と考えましょう。

このように考える人が成功する人だ!!

 

という例えです。

果たして本当にそうでしょうか?

 

「もう半分しか水が残っていない」と思っているのに、
無理やり「まだ半分も水が残っている」と考えるのは、
自分に無理を強いてないでしょうか?

自分を偽っていないでしょうか?

 

おもちゃが欲しくてダダをこねてる子供に

無理矢理納得させて連れ帰るように。納得はしてないと思いますが(笑)

 

もちろんうまく行く時もあると思いますが、
多くは無理矢理、自分を納得させることが多いと思います。

プラス思考の根底にはウソがあります。

 

「ケガをして出かけられなくなった。これは家に居ろというお告げかもしれない」

「電車に乗り遅れた。
でも、もしさっきの電車に乗ったら何か悪いことが起きていたのかもしれない」

など。

 

無理がないですかね?

私だったら、すごく苦しくて疲れてしまいます。

 

まあ、大体、プラス思考をすぐ口にする人は
単に自己啓発か他人の受け売りで言ってる人が多いように思いますね。

 

本当に苦しい思いをしたことがあれば、
プラス思考だけでは無理、と思うのではないでしょうか。

 

だから大事なのは、自分にウソをついて無理矢理納得させるのではなく、
まずは現実をそのまま受け入れる。

それから、その結果、どうやっていくのかを考える。

 

コップに水が半分しか残っていない、という事実を受け止める。

そして、その残りの水をどうやって使っていくか、慎重に検討する。

 

むしろ、ネガティブな感情があるからこそ、
痛手を負わずに済む、ということもあるんじゃないですかね?

 

何でもかんでもプラス思考でガンガン進んだら、
いつか大ケガをすると思いますし、心が疲労してしまうと思います。

自分にウソをついているわけですから。

 

そういうわけで、あくまで個人的な考えですが、
プラス思考だけでは限界があり、ネガティブな感情も決して悪いものではない、
と思っています。

 

まあ、ネガティブになって
何もやらずにウジウジして、人に愚痴を言ってるだけでもダメですけどね。

 

プラス思考もマイナス思考も、使い方次第だと思います。